PLAUDは公式ブログで、AI機能「Plaud Intelligence」の刷新を案内しました。新版は順次提供が始まっており、App StoreまたはGoogle Playでアップデートを確認するよう案内されています。今回の目玉は、質問に答えるだけでなくタスクの実行まで担う「Plaud Agent」の本格展開と、新しい消費単位「Plaudクレジット」の導入です。
この記事では、何が新しくなったのか、無料で使える範囲とクレジットを消費する範囲の線引き、既存ユーザーが受け取れる特典、そして今すぐアップデートすべきかの判断材料を、PLAUD公式の情報に基づいて整理します。
※アイキャッチは内容をイメージしたAI生成の汎用イラストです。特定の製品写真ではありません。
この記事で分かること
- Ask Plaudに追加されたChatモードとWorkモードの違い
- ルーティン、ナレッジベース、アーティファクト、コネクタ、スキル、メモリの内容
- Plaudクレジットを消費する機能と、消費しない機能の線引き
- 既存ユーザー向けの1回限りクレジット(有効期限3か月)と、提供の進み方
一番大きい変更:Ask PlaudにChatモードとWorkモード
Ask Plaudに、ChatモードとWorkモードの2種類が追加されました。
| モード | 役割 | Plaudクレジット |
|---|---|---|
| Chatモード | 迅速に回答を得るためのモード。会議で決まったことの確認、ライブラリ全体の検索、特定のトピックが話題に上がった箇所の検索など。録音データを参照して質問に直接回答する | 消費しない(無料) |
| Workモード | タスクを完遂するためのモード。普段の言葉遣いで頼むとPlaud Agentが必要な手順を考えて実行し、完成した成果物を届ける。ルーティンの実行、スキルの使用、アーティファクトの作成、SlackやNotion、Googleカレンダーなどへの送信もこのモードで行う | 消費する |
つまり、「録音の中身を調べる」だけなら従来どおり無料の範囲ですが、「成果物を作らせて外部ツールへ送る」ところまで任せるとクレジット消費が発生します。ここが今回の刷新で最も実務に効く線引きです。
そのほかの新機能・変更点
ルーティン(旧AutoFlowの拡張)
従来のAutoFlowで自動化できたのは、文字起こしと要約のワークフローのみでした。新しいルーティンではPlaud Agentのあらゆるタスクを自動化でき、普段話している言葉で設定するだけで、指定した時間、イベント、キーワードをトリガーとして自動実行されます。ユーザーは結果を確認するだけ、という位置づけです。
ナレッジベース
従来、録音データはフォルダの一覧(一階層)で管理されていました。今後はすべての情報が時間やイベントごとに整理され、必要な会話をすぐに見つけられるようになります。フォルダ内でPlaud Agentに質問すると、そのフォルダ内の情報だけを参照するため、対象を絞った回答が得られると案内されています。
アーティファクト(新規)
Plaud Agentが会話をもとに、PDF、スライド(PPT)、Wordファイル(DOC)、Markdown、HTMLなど、さまざまな形式の成果物を作成します。成果物に記載された内容は、それぞれ文字起こしの該当箇所にリンクされているため、情報の出典を確認できます。
コネクタ(新規)
Slack、Notion、Googleカレンダー、Linearなどと連携できます。Plaud Agentは連携したツールの情報を参照し、作成した成果物を各ツールに直接送ることができます。送信や投稿の前には必ずユーザーの確認が求められる仕様です。Zapier経由で、さらに多くのサードパーティ製アプリとも連携できます。
スキル(新規)
スキルは、繰り返し使えるPlaud Agentのタスク実行手順です。進め方を一度設定しておけば、構成、トーン、形式を統一して毎回実行します。作成方法は、ドキュメントをアップロードする、Plaud Agentと会話しながら作成する、フォームに入力する、過去の成果物からワンタップで作成する、の4種類です。PLAUDとユーザーが作成したスキルが集まる「スキルコミュニティ」から探してインストールすることもでき、法務、医療、営業、コンサルティングなどの業務向けには、厳選スキルをまとめた「スキルパッケージ」も用意されています。
メモリ(新規)
自分の役割や仕事の進め方、タスクの処理の仕方をPlaud Agentに伝えておけば、その情報を記憶し、次回以降も活用します。記憶された内容はすべて確認でき、いつでも確認、編集、削除ができます。
変わらない点
公式案内では、これまで使ってきた機能は変わらず利用できると明記されています。録音機能の使い方はこれまでと変わらず、文字起こしの精度も変更なし、AI要約もこれまでと変わらず会話を整理するとされています。ハードウェア側の変更は今回の案内には含まれていません。PLAUD Note本体については、PLAUD Noteレビュー|ChatGPT連携で要約まで作るAIボイスレコーダーもあわせてご覧ください。新しいハードウェアの発表としては、Plaud One発表、eSIM内蔵のイヤホン型AIが44,000円|Note Pro Flow Editionも10月29日発売も公開しています。
Plaudクレジットの仕組みと既存ユーザーの特典
- 消費するもの:Ask PlaudのWorkモードでの作業。具体的にはアーティファクトの作成、ルーティンの実行、コネクタの利用、録音データの再要約で消費します
- 消費しないもの:Chatモードは無料で、クレジットを消費しません
- 既存ユーザーの特典:Plaud Intelligenceアップデート時に、1回限りのPlaudクレジットがプレゼントされます(有効期限3か月)。引き換えコードは必要ありません
- 残高確認:PlaudアプリおよびPlaud Webからいつでも確認できます
なお、クレジットの具体的な付与量や、Workモード1回あたりの消費量は、今回の公式ブログには記載されていません。アップデート後にアプリ内で残高を確認するのが確実です。ほかのAIボイスレコーダーとの料金・仕組みの違いが気になる場合は、UMEVO Note Plusレビュー|1年目は文字起こし無制限のAIボイスレコーダーも参考になります。
今すぐアップデートすべきか
判断の目安はシンプルです。
- 録音の検索や確認が中心の人:Chatモードはクレジットを消費しないため、アップデートして損はありません。ナレッジベースの整理も検索のしやすさに直結します
- 議事録や資料作成まで任せたい人:Workモード、アーティファクト、コネクタが本命です。既存ユーザーは有効期限3か月の1回限りクレジットが付くので、期限内にまず試して、自分の業務でどれだけ消費するかを確認するのが現実的です
- 自動化を組みたい人:ルーティンとスキルが揃ったことで、繰り返し作業を型化できるようになりました。ただしルーティンの実行はクレジット消費の対象なので、頻度の設定には注意が必要です
新版Plaud Intelligenceは順次提供のため、まだアップデートが届いていない場合があります。App StoreまたはGoogle Playでアップデートを確認し、届いていない場合は提供を待ってください。
出典
- PLAUD公式ブログ「刷新されたPlaud Intelligence、登場」:https://jp.plaud.ai/blogs/news/meet-new-plaud-intelligence(2026年10月29日確認)
- PLAUD公式「Plaud Intelligence」ページ:https://jp.plaud.ai/pages/plaud-intelligence(2026年10月29日確認)