文章を入力するだけで短い動画を作れる「動画生成AI」が、SNS用の動画づくりに使われ始めています。この記事では、代表サービスの選び方、始め方、料金と商用利用の注意点を、公式情報をもとに整理します。なおOpenAIのSoraは2026年4月26日で提供を終了したため(OpenAI公式)、現行サービスから選ぶのが前提です。

動画生成AIでできること
基本は、映像を文章で指示する「テキストから動画」と、写真やイラストを動かす「画像から動画」の2つです。1回で作れるのは数秒から十数秒の短いクリップが中心です。
- テキストから動画:風景や商品イメージなどを文章で指定して生成する
- 画像から動画:写真やイラストに、カメラが寄る・被写体が動くといった動きを付ける
- SNS向けショートクリップや、撮影が難しい場面のイメージ映像に向く
- 実写の代替ではなく「撮れない場面を補う素材」として使うと失敗が少ない
サービスの選び方
見るポイントは料金の仕組み、無料で試せる範囲、透かしの有無、商用利用の可否の4つです。代表的な3サービスを比べます(無料版の仕組みは「生成AIを無料で使う方法」も参照)。
Google Gemini/Flow:スマホとGoogleアカウントの延長で始める
動画生成はGeminiアプリと映像制作向け「Google Flow」で使えます(モデルはVeo 3.1系)。使うにはGoogle AIプランが必要で、Plusは月額725円、Proは月額2,900円、Ultraは月額14,500円からです。スマホから入りたい人に向きます。
Runway:クレジット制で本格的に作る
動画生成の専門サービスで、モデルや編集機能が豊富です。料金はクレジット制で、無料プランは125クレジット(1回のみ)。Standardは月額15ドル(年払い12ドル)で月625クレジット、Proは月額35ドルで月2,250、Maxは月額95ドルで月9,500クレジットです。有料プランは透かしなしで出力できます。
Pika:低めの月額から試せる
無料プランに月間クレジットはなく、生成にはクレジットパックの購入が必要です。有料はStarterが月額10ドル(年払い月8ドル)で月900クレジット、Creatorが月額35ドルで月3,150クレジット、Fancyが月額95ドルからです。月額を抑えて試したい人に向きます。
始め方の手順
- 1. 目的を決める:SNSのショートや商品のイメージ映像など、何を見せるかを決める
- 2. サービスを選ぶ:Runwayの無料クレジットなど、無料で試せる範囲から始める
- 3. プロンプト(指示文)を書く:被写体、動き、場所、雰囲気、カメラの動きを具体的に書く
- 4. 生成して直す:文章を少しずつ変えて再生成し、良いカットを選ぶ
- 5. つないで仕上げる:編集アプリでつなぎ、音声やテロップを付ける。透かしも確認する
- 6. 公開前に条件を確認する:仕事や収益化に使う場合は、商用利用の条件を必ず確認する
指示のコツは「ChatGPTの使い方」、サービスの違いは「ChatGPT・Gemini・Claudeの違いを比較」も参考になります。
料金と商用利用の注意
- Runway:利用規約で、出力の権利を会社側は主張せず、商用利用を制限しないと明記。無料の125クレジットは試作用と割り切ります
- Pika:商用ライセンスは有料プランに含まれ、無料プランには含まれません(公式FAQ)。収益化する動画には有料プランが前提です
- Google:動画生成はGoogle AIプランへの加入が前提です。条件はプランと地域で異なるため、仕事利用では最新の規約を確認してください
- 共通の注意:入力する写真や画像の権利(他人の写真、著名人、既存キャラクター)は別問題です。権利確認は利用者側で行います
- 数字は2026年11月2日に公式サイトで確認したものです。変わりやすいので、契約前に再確認してください
参照した公式資料
確認日:2026年11月2日
- Sora の紹介(OpenAI公式)※2026年4月26日で提供終了の告知を含む
- Runway 料金ページ(Runway公式)
- Runway 利用規約(Runway公式)
- Pika 料金ページ(Pika公式)
- Pika FAQ(Pika公式)
- Google AI プラン(Google公式)
- Gemini アプリで動画を生成する(Google公式ヘルプ)