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iPhoneの集中モードはどう使う?仕事と私生活の切り替え

仕事中は通知を止めたいけれど、家族からの連絡だけは受け取りたい。夜はすべて静かにしたい。そんな場面ごとに通知の届き方を切り替えるのが、iPhoneの集中モードです。「おやすみモード」も、実は集中モードのうちの1つです。

結論からいうと、使い分けは目的で分かれます。とにかく全部の通知を止めたいなら「おやすみモード」、仕事時間だけ業務関係を通したいなら「仕事」、私生活の時間に仕事の通知を止めたいなら「パーソナル」、夜の決まった時間に静かにしたいなら「睡眠」、用意されたモードに合わない場面があるなら「カスタム」で自作するのが基本です。この記事では、Apple公式サポートに基づき、モードの種類とカスタム作成、許可する人・アプリの指定、自動切り替え、画面との連携、デバイス間共有の意味に絞って整理します。通知設定全般ではなく、集中モード単独の深掘りです。

集中モードの種類:まず「どの場面か」で選ぶ

モード想定する場面ポイント
おやすみモード場面を問わず、通知を止めたいとき集中モードの1つ。素早くオンにする入口として案内されている
仕事勤務時間中同僚や業務アプリだけに通知を許可する使い方が公式の例として示されている
パーソナル仕事以外の私生活の時間用意されているオプションの1つ。許可する人・アプリを仕事用と分けられる
睡眠夜間・就寝時間帯用意されているオプションの1つ。時間帯で自動化する使い方と相性がよい
さまたげ低減重要な通知だけを受け取りたいときApple Intelligenceを使って特に重要な通知のみを表示するモード。対応機種・言語・地域に制限がある
カスタム既存のモードに合わない独自の場面名前・色・アイコンを自分で決めて作成できる

このほか、追加の候補として「運転」「フィットネス」「ゲーム」「マインドフルネス」「読書」なども公式ガイドの画面例に示されています。表示されるモードや文言は、iOSのバージョンによって異なる場合があります。表の「さまたげ低減」については、公式注記として、iOS 27以降のApple IntelligenceはiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、またはiPhone 16以降の各種モデルで使用でき、一部の言語または地域では使用できないとされています。すべてのiPhoneで使える前提にしないでください。

大事なのは、モードを増やすことではなく、モードごとに「誰から・どのアプリからの通知を通すか」が違うことです。許可リストが同じなら、モードを分けても意味は薄くなります。

1. 基本の設定とカスタム作成の手順

既存のモードを使う場合の基本手順は、Apple公式では次の流れです。

  1. 「設定」アプリを開き、「集中モード」をタップする
  2. 「おやすみモード」「パーソナル」「仕事」などの集中モードをタップする
  3. そのモードで設定したい項目(連絡先/アプリ/オプション/画面/スケジュール/フィルタ)を選んで設定する

用意されたどのモードとも異なる活動に集中したい場合は、カスタムの集中モードを作成できます。

  1. 「設定」を開き、「集中モード」をタップして、追加ボタン(+)をタップし、「カスタム」をタップする
  2. 集中モードの名前を入力し、色とアイコンを選択して「次へ」をタップする
  3. 「集中モードをカスタマイズ」をタップし、許可する連絡先やアプリなどのオプションを設定する

名前は「会議」「勉強」「移動」など、あとから見て場面が分かる言葉にしておくと、コントロールセンターで選ぶときに迷いにくくなります。これは公式手順ではなく、設定を続けるための一般的な工夫です。

2. 許可する人・アプリの指定が使い分けの核になる

集中モードでは、連絡先とアプリのそれぞれについて、「通知を許可する」指定と「通知を知らせない」指定の両方向ができます。たとえば「仕事」モードでは、公式の例として、同僚と業務に使うアプリにのみ通知を許可する設定が示されています。

  • 連絡先:「設定」→「集中モード」→対象モード→「連絡先」で、「通知を許可」を選んで相手を追加するか、「通知を知らせない」を選んで相手を追加する
  • 着信の例外:特定の連絡先グループからの着信を許可するオプションや、繰り返しの着信(同じ相手から3分以内に2回以上の着信)を許可するオプションをオンにできる
  • アプリ:「アプリ」で、「通知を許可」または「通知を知らせない」を選んでアプリを追加する
  • 即時通知:「即時通知」をオンにすると、すべてのアプリが即時通知をただちに送信できるように許可できる

考え方のコツは、通す相手が少ないモードは「許可」方式、通す相手が多いモードは「知らせない」方式で組むことです。たとえば仕事モードは「許可する同僚と業務アプリだけを列挙」、パーソナルモードは「知らせない仕事関係だけを列挙」という組み立てが考えられます。これは公式手順ではなく、公式に用意された2方向の指定を使い分ける一般的な考え方です。

なお、集中モードの設定にかかわらず、緊急連絡先からの着信を通す設定も用意されています。「連絡先」アプリで相手を選び、「編集」→「着信音」または「メッセージ」→「緊急時は鳴らす」をオンにする方法が公式に案内されています。家族など、どのモードでも連絡を受けたい相手がいる場合は、この設定もあわせて確認してください。

3. 自動切り替え:時刻・場所・アプリでオンにする

集中モードは、コントロールセンターから手動でオンにするほか、条件を指定して自動的にオン/オフになるようスケジュールできます。公式には、特定の時刻、特定の場所にいるとき、特定のアプリを開いたときにオンにできるとされています。

  1. 「設定」→「集中モード」→スケジュールを設定する集中モードをタップする
  2. 「スケジュールを設定」の下に時刻が表示されている場合は、その時刻をタップしてオン/オフの時刻を設定する
  3. 「スケジュールを追加」をタップし、この集中モードを有効にしたい時刻、場所、またはアプリを設定する
自動化の条件向く場面の例
時刻平日の勤務時間だけ「仕事」、夜の決まった時間に「睡眠」
場所職場や学校にいるときだけ特定のモードをオンにする
アプリ読書アプリなどを開いている間だけ「読書」系のモードをオンにする

手動でオンにする場合は、コントロールセンターを開き、「集中モード」をタップして、オンにしたいモードを選びます。このとき終了時点も選べます。公式の画面例には「1時間」「今日の夜まで」「この場所から出発するまで」といった選択肢が示されています。「会議の間だけ」という使い方なら、終了時点を指定しておくと切り忘れを減らせます。また、すでに別の集中モードがオンになっている場合、新しいモードをタップすると前のモードはオフになります。オンの間は、モードのアイコンがステータスバーとロック画面に表示されます。

オフにするには、ロック画面の集中モードアイコンを長押しするか、コントロールセンターからオンになっているモードをタップします。オフにしてもモード自体は残り、再利用できます。不要になったモードは、「設定」→「集中モード」→対象モード→画面下部の「集中モードを削除」から削除できます。

4. ホーム画面・ロック画面との連携

集中モードでは、通知だけでなく画面そのものを場面に合わせて切り替えることもできます。公式ガイドでは、気を散らすものを制限するために、集中モードがオンのときに切り替えるページを、カスタマイズしたロック画面またはホーム画面から選択できるとされています。

  • ロック画面のリンク:ロック画面を長押しして「カスタマイズ」が表示されたら、壁紙の下部付近にある「集中モード」をタップし、リンクしたいモードを選ぶ。そのロック画面の使用中はそのモードの設定が適用され、そのモードがオンのときはそのロック画面が表示される
  • ロック画面の切り替え=モードの切り替え:ロック画面と集中モードをリンクしている場合、ロック画面を切り替えることで集中モードも切り替わる
  • ホーム画面のページ選択:集中モード中に切り替えるホーム画面のページを選べる。仕事用アプリだけのページ、休日用のページなどを分ける使い方が考えられる
  • オプション:ロック画面に無音の通知を表示するか、集中モードがオンのときにロック画面を暗くするかなどを「オプション」で選択できる

さらに、集中モードフィルタを使うと、集中モードのときにアプリが表示する情報を指定できます。公式の例では、集中モードのときに使用するメールアカウントやカレンダーを選択できるとされています。手順は「設定」→「集中モード」→対象モード→「フィルタを追加」で、アプリまたはシステムのフィルタを選んで追加します。仕事モードでは仕事用アカウントだけ、私生活のモードでは個人用だけ、という切り分けに使える仕組みです。ただし公式注記として、「デバイス間で共有」がオンになっているときは、集中モードフィルタはデバイス間で同期されません。複数デバイスで使う場合は、デバイスごとにフィルタを確認する必要があります。

5. 「デバイス間で共有」と「集中モード状況を共有」は別の設定

名前に「共有」と付く設定が2つあり、意味がまったく違うため取り違えやすいポイントです。

設定共有されるもの意味
デバイス間で共有自分のAppleデバイス同士同じApple AccountにサインインしているすべてのAppleデバイスで、同じ集中モード設定を使用できるようにする設定。「設定」→「集中モード」でオンにする
集中モード状況を共有連絡してきた相手への表示集中モード使用中に、あなたに連絡しようとする人へ「通知が知らされないようにしている」ことが表示されることがある機能。「設定」→「集中モード」→「集中モード状況」でオン/オフを切り替え、共有できる集中モードプロファイルも選べる

つまり、「デバイス間で共有」は自分の端末同士の話、「集中モード状況を共有」は相手への見え方の話です。iPhoneだけを静かにしたいのか、iPadやMacなども含めて同じ設定にしたいのかで、前者のオン/オフを判断してください。後者については、集中モードがオンのとき、ステータスバーとロック画面にアイコンが表示され、メッセージアプリに状況が自動的に表示される仕組みも公式に案内されています。相手には「通知が知らされないようにしている」ことが表示されますが、緊急の場合は相手がそれでも通知できる仕組みがあるとされています。

仕事と私生活を分ける設定例

以下は、公式に用意された機能の組み合わせによる一般的な設定例です。特定の個人の実使用レポートではありません。

モード許可の考え方自動化・画面の例
仕事同僚と業務アプリのみ「通知を許可」。フィルタで業務用メールアカウントやカレンダーを選択平日の勤務時間でスケジュール。仕事用アプリのページとロック画面をリンク
パーソナル仕事関係の連絡先・アプリを「通知を知らせない」に指定し、それ以外は通す勤務終了後の時間帯でスケジュール。普段使いの画面をリンク
睡眠原則すべて止め、必要な相手は緊急連絡先の「緊急時は鳴らす」で例外にする夜の決まった時刻でスケジュール。ロック画面を暗くするオプションを検討
おやすみモードモードを作り込む前の「とりあえず全部止める」用コントロールセンターから手動でオンにし、「1時間」など終了時点を指定

最初から4つすべてを作る必要はありません。まずは「仕事」か「おやすみモード」の1つだけを設定し、許可リストとスケジュールを決めるほうが、動作を確認しながら調整できます。

設定前に確認するチェックリスト

  • ① 場面を決める 仕事/私生活/睡眠/一時的に全部止める、のどれか
  • ② 許可リストを作る その場面で通したい連絡先とアプリだけを列挙したか
  • ③ 緊急の例外 繰り返しの着信の許可や、緊急連絡先の「緊急時は鳴らす」を確認したか
  • ④ 自動化 時刻・場所・アプリのどれで切り替えるか決めたか。手動の場合は終了時点を指定するか
  • ⑤ 画面の連携 ロック画面のリンクとホーム画面のページ選択が必要か
  • ⑥ 共有の2設定 「デバイス間で共有」と「集中モード状況を共有」の意味を取り違えていないか

よくある質問

Q. 「おやすみモード」と「集中モード」は別物ですか?

別物ではありません。「おやすみモード」は集中モードのオプションの1つです。公式ガイドでも、すべての通知を知らせないよう素早く設定する方法として、通知センターから「集中モード」をタップして「おやすみモード」をオンにする手順が案内されています。

Q. 集中モード中は、家族からの電話も出られなくなりますか?

設定次第です。そのモードの「連絡先」で家族を「通知を許可」に追加しておけば通知されます。加えて、同じ相手から3分以内に2回以上の着信を許可するオプションや、連絡先ごとの「緊急時は鳴らす」設定も公式に用意されています。大事な相手ほど、許可リストと例外設定の両方を確認してください。

Q. 集中モードにしていることは相手に分かりますか?

場合によります。「集中モード状況を共有」がオンの場合、あなたに連絡しようとする人に「通知が知らされないようにしている」ことが表示されることがあります。この共有は「設定」→「集中モード」→「集中モード状況」でオン/オフを切り替えることができ、共有できる集中モードプロファイルを選ぶこともできます。

Q. iPhoneでオンにした集中モードが、ほかのデバイスにも影響するのはなぜですか?

「デバイス間で共有」がオンになっている可能性があります。この設定は、同じApple AccountにサインインしているすべてのAppleデバイスで同じ集中モード設定を使用するためのものです。iPhoneだけに適用したい場合は、「設定」→「集中モード」でこの設定の状態を確認してください。なお、集中モードフィルタは、この共有がオンでもデバイス間で同期されないと公式に注記されています。

まとめ:モードは「許可リストの違い」で使い分ける

iPhoneの集中モードは、モードの名前ではなく、場面ごとに「誰から・どのアプリからの通知を通すか」を変える仕組みです。仕事と私生活を分けたいなら、まず「仕事」と「パーソナル(またはおやすみモード)」の2つで許可リストを対照的に組み、時刻や場所で自動切り替えを設定するところから始めてください。画面のリンクやフィルタ、「デバイス間で共有」は、そのあとで必要に応じて足す要素です。

設定画面の文言や選べるモードはiOSのバージョンで異なる場合があります。手元のiPhoneの表示と公式ガイドを見比べながら、1モードずつ確認して進めるのが確実です。

参照した公式資料・確認日

資料確認日:2026年10月24日。この記事はApple公式サポートに基づく設定解説であり、特定機種での実機検証・使用感のレビューではありません。画面の文言や利用できるモードはiOSのバージョンや機種によって異なる場合があります。

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